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=山の自然と人の営みの、狭間で生きる= いま、日本の農村では、イノシシやシカなどの野生動物が人里に下り、畑を荒らし、家を壊し、人の暮らしそのものが脅かされています。北海道から九州まで、日本中の里山で同じ事象が起きており、多くの地域が静かに闘っています。長い歴史の中で守られてきた里山の境界線は、全国のそこかしこで人が減り、獣が増えたことで、押し込まれ続けているのです。 しかし、こうした野生動物は単なる「害獣」ではありません。野山を駆けめぐり、冬の寒さに耐え、四季を全身で感じてきた命でもあるのです。その肉は、畜産動物にはない筋肉の力強さと、自然が育んだ旨みを持つ、まさに〈天然のごちそう〉です。全国各地には、その命を無駄にせず、丁寧に処理し、磨き上げ、誰が食べても美味しいと思える肉に仕立てる、地域の担い手たちがいます。 私たちは、そうした生産者たちと手を取り合い、日本各地から〈本当に美味しい〉ジビエだけを選りすぐって、皆さまの食卓にお届けします。「ただ野生肉を売る」のではありません。一頭一頭に向き合い、山の自然と人の営みの、狭間で奮闘する人々の想いとともに届けるのが、私たちの使命です。 わたしたちは、これらの貴重な命を「いただく」ことで、農村の暮らしを守りたいと考えています。「本当に価値あるもの」を、その価値が損なわれない形で届けることで、自然との共生を、次の世代につなげていきたい。 お届けするのは、とっておきのジビエ。あなたの、そのひと口が、山村の未来を支える一歩になります。 おおち山くじらのホームページはこちら! http://yamakujira.jp/